冬の星、シリウスについて
こんにちは。
コロナで外出頻度が減っている方もいるかと思いますが、最近夜空を見上げていますか?
今日は冬の夜空に輝く星、シリウスについて書こうと思います。
シリウスとは
シリウスとはおおいぬ座に属する恒星で、おおいぬ座に属する星の中で最も明るい星です。
恒星とは
恒星とはそのもの自体が光を発している星のことです。身近なもので言えば太陽ですね。
さらに恒星はガスで構成されているという特徴もあります。水素やヘリウムで構成されているガスが、核融合反応を繰り返してエネルギーが放出されています。
夜空で見られる星々のほとんどは恒星です。
そしてシリウスはそんな恒星の中では(太陽を除いて)地球から見える最も明るい恒星となります。
ちなみに自分では光らず、恒星の周りをまわっている星のことを惑星と言います。
おおいぬ座とは
日本の冬の南の空に見える星座です。シリウスはこのおおいぬ座のちょうど鼻の位置にあります。
このおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスをつなぐとあの有名な冬の大三角形となります。
名前の由来
「シリウス」とは、ギリシャ語で「焼き焦がすもの」という意味です。
シリウスが明るく見えるのは、星本来の明るさが強いこともありますが、地球から非常に近い位置にあるのも理由の一つです。実はシリウスは現在見つかっている恒星の中で太陽から5番目に近い場所にあります。
まとめ
おおいぬ座のシリウスは太陽から5番目に近い恒星であり、冬の大三角形を構成するもの。
この星は古代エジプトにおいてはナイル川の氾濫を知らせてくれる星として、ポリネシア人にとっては太平洋上の航海で位置を知り、冬の訪れを知らせてくれる、非常に重要な星だったようです。
最後に
冬の夜空は空気が乾燥し、澄んでいることから普段よりきれいに見えるようです。ぜひ夜空を見上げてみてください!
参考文献
Hondaキャンプ 「おおいぬ座」
https://www.honda.co.jp/outdoor/knowledge/constellation/picture-book/canismajor/
スタディスタイル自然学習館 「冬の星座」